田中祐理子
(2013年3月31日刊行,名古屋大学出版会,名古屋, vi+271+53 pp., 本体価格5,400円, ISBN:9784815807276 → 版元ページ)
【目次】
凡例 vi序章 細菌学の歴史と細菌学の知覚 1
I 本書の対象について —— 「病原菌」 と細菌学の歴史 2
II 実在と認識の問題系 —— 「細菌は外在するか」 13
III 四人の 「父」 たち —— 本書の構成と論点について 35第 I 部 前史とされたもの
第1章 フラカストロと伝染する病いのたね —— 「感覚できない極小の粒子」 を見ること 41
I 「千里眼者」 43
II 「感覚できない極小の粒子」 61
III フラカストロの 「孤立」 について 78第2章 レーウェンフックとアニマルキュール —— 「微生物との最初の接触」 87
I 失われていた 「微生物学の父」 93
II アニマルキュール 102
III 視覚の優位と言葉の不在—— レーウェンフックにおける微生物との 「直接接触」 について 124第 II 部 細菌学という制度的知覚の誕生
第3章 パストゥールと胚種 —— 微生物学の誕生 133
I 文脈 —— 二つの否定 135
II パストゥールの 「パストゥール化」 —— その諸条件と運動 158第4章 コッホと細菌学的方法 —— 対象の完成と歴史の始まり 203
I 他者としてのコッホ 204
II コッホの科学 —— 「病原菌」 の制度的知覚 230終章 251
あとがき 265
註 [17-53]
引用・参考文献一覧 [6-16]
索引 [1-5]