『ときは、ながれない:「時間」の分析哲学』目次

八木沢敬
(2022年11月8日刊行,講談社講談社選書メチエ・774],東京, 197 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-06-529218-1版元ページ


【目次】
はじめに 3

第1章 そもそも時間とは? 13

 第1節 目に見えない時間は信じない? 14
 第2節 ポーランド国旗:うごきがない変化 22
 第3節 説明とカミソリ:なにも起きなければ時間はない? 38
 第4節 なにものでもない:時空の片方 46
 第5節 欅家と欅家の人びと 49
 第6節 欅家は欅家の人びとの集合ではない 56
 第7節 前後あとさき:時間はいれもの? 66
 第8節 欅家の桃子:ゆるい関係説 71
 第9節 カントの散歩:時計とは? 82
 第10節 時間をはかる:なにをはかる? 86

第2章 時間はもの? 93

 第1節 フルーツゼリー:空間の「メタ容器」説 94
 第2節 ナプキン:時間は境界 100

第3章 インテルメッツォ:ジョン・マクタガート・エリス・マクタガートの介入 113

第4章 ときはながれる? 123

 第1節 両国橋から見おろす:「ながれる」の意味 124
 第2節 棚から無理数:「ときはながれる」はナンセンス 130
 第3節 みずみずしいスイカ:みずみずしくない水 135

第5章 いまあるのみ? 143

 第1節 オプティミスト従姉:未来はある? 144
 第2節 過去はあった:過去はない 154
 第3節 秒針のうごき:伸び縮むいま 160
 第4節 まざる? とけこむ?:過去の記憶 171
 第5節 ときのループ:普遍時制 180
 第6節 リアリティー:未来、過去、現在すべてあり 187

 


 おわりに 193