『ブリヤ=サヴァラン「美味礼讃」を読む』目次

辻静雄
(2022年12月13日刊行,講談社講談社学術文庫・2746],東京, 364 pp., 本体価格1,280円, ISBN:978-4-06-529885-5版元ページ

美味礼讃』の岩波文庫版はもちろんワタクシの書棚にも昔から陳列されてはいる:

  1. ジャン・アンテルム・ブリア・サヴァラン[関根秀雄・戸部松実訳]『美味礼讃(上)』(1967年8月16日刊行,岩波書店岩波文庫:赤524-1],東京, 285 pp., ISBN:4-00-325241-1目次
  2. ジャン・アンテルム・ブリア・サヴァラン[関根秀雄・戸部松実訳]『美味礼讃(下)』(1967年9月16日刊行,岩波書店岩波文庫:赤524-2],東京, 280 pp. ISBN:4-00-325242-X目次

しかし,ご多分に漏れず,この『美味礼讃』はいまだに登頂されていない.詳細目次をたどるだけでも息が切れそうだ.辻本を頼りに再登攀を試みてみるか.


【目次】

第1講 ブリヤ= サヴァランと『味覚の生理学』

I ブリヤ= サヴァランはどういう人だったか 9
II 『味覚の生理学』初版その他 25
III 『味覚の生理学』の構成、その他 41

第2講 食べ物と新しい歴史学

I 『味覚の生理学』の背景も知っておきたい 59
II ブリヤ= サヴァランの対極にいた人たち 74
III パリの食糧、その他 105

第3講 「おいしさ」とその表現

I 「教授のアフォリスム」を読む 120
II ブリヤ= サヴァランが好んだ料理 144
III 「おいしい」という言葉/味の表現 175

第4講 ワイン事情

I ブリヤ= サヴァランとワインのことなど 190
II 一九世紀のワイン事情 204

第5講 ガストロノミーとガストロノームの系譜

I ガストロノミーとグルマンディーズ 237
II ガストロノームの系譜 255

 

あとがき 310
参考文献 313