2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『地球語としての英語』

デイヴィッド・クリスタル[國弘正雄訳] (1999年1月8日刊行,みすず書房,東京,iv+215+x pp., ISBN:462203381X) 最終章「地球英語の未来」の一節:「英語が全く予測不可能な言語変化の嵐にさらされる,ということである.全世界にわたって英語が拡散して…

『Beiträge zur Entomologie, Band 10, Nr. 3/4, pp. 221-458, 1960』

ベルリンの Fundus 書店から届いた.Willi Hennig の系統地理学の先駆的論文「Die Dipteren-Fauna von Neuseeland als systematisches und tiergeographisches Problem」(pp. 221-329)の掲載号.

『Bericht über die Hundertjahrfeier der Deutschen Entomologischen Gesellschaft Berlin, 30. September bis 5. Oktober 1956』

H. -J. Hannemann (ed.) (1957年刊行, Akademie-Verlag, Berlin, 295 pp. ) ドイツ昆虫学会創立100周年記念論文集.シュトットガルトの Antiquariat Seidel & Richter から届いた.Willi Hennig の論文「Systematik und Phylogenese」が載っている(pp. 50…

『Functional and Phylogenetic Ecology in R』

Nathan G. Swenson (2014年刊行,Springer Verlag[Use R!], Berlin, xii+212 pp., ISBN:9781461495413 [pbk] → 版元ページ) 系統学的多様性・機能的多様性,帰無モデル,比較法など.

『R言語逆引きハンドブック(改訂2版)』

石田基広 (2014年5月1日刊行,C&R研究所,東京,704 pp., 本体価格4,700円,ISBN:9784863541474 → 版元ページ) 初版:石田基広『R言語逆引きハンドブック』(2012年2月3日刊行,C&R研究所,東京,663 pp., 本体価格4,600円,ISBN:9784863540934 → 版元ペ…

『統計でウソをつく法:数式を使わない統計学入門』

ダレル・ハフ[高木秀玄訳] (1968年7月24日刊行,講談社[ブルーバックス・B-120],東京,223 pp., 0241-177205-2253 / ISBN:4061177206 → 版元ページ)先日,Alex Reinhart の〈 Statistics Done Wrong: The woefully complete guide〉というサイトを見…

『谷根千ちいさなお店散歩』

南陀楼綾繁 (2014年4月17日刊行,WAVE出版,東京,160 pp., 本体価格1,500円,ISBN:9784872906684 → 版元ページ) 千駄木の往来堂書店にてサイン本をゲット.谷根千エリアの “毛細血管” の隅々に最近また新しい店ができている.いい本.ただし,マップがや…

『関西と関東』

宮本又次 (1966年10月10日刊行,青蛙房[青蛙選書・21],東京,343 pp., 0339-01021-3800) 本書は実に半世紀ぶりに復刊された:宮本又次『関西と関東』(2014年4月20日刊行,文藝春秋社[文春学芸ライブラリー],東京,ISBN:9784168130168 → 版元ページ…

「本か論文か?台湾社会学者の学術コミュニケーション選択:3人の専門家へのインタビュー」

川上桃子 (2013年9月公開,日本貿易振興機構・アジア経済研究所「海外研究員レポート」→ html | pdf [open access]) 台湾での人文社会科学コミュニティーでの出版をめぐる現状に関する現状レポートだが,日本にもかなり当てはまる興味深い内容だ.もちろん…

『アルゼンチンアリ:史上最強の侵略的外来種』

田付貞洋(編) (2014年3月20日刊行,東京大学出版会,東京,viii+334 pp., 本体価格4,800円,ISBN:9784130602242 → 版元ページ) 【目次】 はじめに(田付貞洋) i 序章 なぜアルゼンチンアリなのか(寺山守) 1I 基礎編第1章 分類と分布(寺山守) 23 第2…

『センス・オブ・ワンダーへのまなざし:レイチェル・カーソンの感性』

多田満 (2014年4月14日刊行,東京大学出版会,東京,xiv+310+14 pp., 本体価格3,200円,ISBN:9784130602242 → 版元ページ) 【目次】 はじめに i 第1章 カーソンとセンス・オブ・ワンダー 11 レイチェル・カーソンの生涯とその思想 1 2 『センス・オブ・ワ…

『最相葉月 仕事の手帳』

最相葉月 (2014年4月1日刊行,日本経済新聞出版社,東京,230 pp., 本体価格1,500円, ISBN:9784532169275 → 版元ページ) 【書評】※Copyright 2014 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved 作家生活の内側からひとりの作家がどのように仕事を進めてきたか…

『Colin Patterson (1933 - 1998) : A Celebration of His Life』

Peter L. Forey, Brian G. Gardiner and Christopher John Humphries (eds.) (2000年刊行,The Linnean Special Issue 2, The Linnean Society of London, London)

『ある文人学者の肖像:評伝・富士川英郎』

富士川義之 (2014年3月5日刊行,新書館,東京,446 pp., 本体価格3,600円,ISBN:9784403211065 → 版元ページ) 息子による父親の伝記.富士川英郎といえば小澤書店から出たエッセイ集『讀書〜』シリーズをすぐ連想する:『讀書好日』(1987年3月20日刊行,…

『醸す人:東京農大魂』

東京農大校友会(編) (2013年6月1日刊行,東京農大出版会[逸品堂シリーズ・1],東京,263 pp., 本体価格2,000円,ISBN:9784886944238 → 農大広報記事|版元ページ) フルカラー版の蔵元リスト.馬事公苑の中にある農大〈食と農の博物館〉 をひとまわり.…

『近代日本の酒づくり:美酒探求の技術史』

吉田元 (2013年12月13日刊行,岩波書店,東京,xii+261+5 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-00-025934-7 → 版元ページ)歴史的背景を踏まえた明治以降の日本酒づくりについて,多くの図版とともにていねいに説明してある良書.前半第4章までは,明治以降の…

『The Book of Trees: Visualizing Branches of Knowledge』

Manuel Lima (2014年4月刊行,Princeton Architectural Press, New York, 208 pp., ISBN:9781616892180 [hbk] → 情報|版元ページ|著者サイト)やっと着弾した.フルカラーのみごとな「系統樹曼荼羅」本.著者が出版前にメールに書いていたように,ワタク…

『地球全史スーパー年表』

日本地質学会監修/清川昌一・伊藤孝・池原実・尾上哲治 (2014年2月18日刊行,岩波書店,東京,1 map + 24 pp., 本体価格1,300円,ISBN:9784000062503 → 版元ページ)

『南海トラフ巨大地震:歴史・科学・社会』

石橋克彦 (2014年3月11日刊行,岩波書店[叢書:震災と社会],東京,xii+205+45 pp., 本体価格1,800円,ISBN:9784000285315 → 版元ページ)

『Panbiogeography: Tracking the History of Life』

Robin C. Craw, John R. Grehan, and Michael J. Heads (1999年刊行,Oxford University Press[Oxford Biogeography Series, No.11], New York, viii+229pp., ISBN:0195074416 [hbk]) 見出しをざっと見た感じでは、「意外にイケるかも」という感触です。…

『〈盗作〉の文学史:市場・メディア・著作権』

栗原裕一郎 (2008年6月30日刊行, 新曜社, 492 pp., 本体価格3,800円, ISBN:9784788511095 → 書評|目次|版元ページ|著者ブログ) 山崎豊子の “盗作累犯” についての詳細な記述(第4章「すべての文章はデータでしかない?」pp. 188-231)がとてもおもしろ…

『最相葉月 仕事の手帳』

最相葉月 (2014年4月1日刊行,日本経済新聞出版社,東京,230 pp., 本体価格1,500円, ISBN:9784532169275 → 版元ページ)

『日本の魚:系図が明かす進化の謎』

上野輝彌・坂本一男 (2004年2月25日刊行,中央公論新社[中公新書1736],東京,4 color plates + xii +224 pp., ISBN:4121017366) 絶版になってしまったとのことで,立教大学で開催された生物地理学会年次大会会場にて上野さんからサイン本をいただいた.…

『日本の食と酒』

吉田元 (2014年1月10日刊行,講談社[講談社学術文庫・2216],東京,282 pp., 本体価格960円, ISBN:978-4-06-292216-6 → 版元ページ) 読了.前半3章は15〜17世紀の京都山科が舞台だったが,続く第4章は同時代の奈良興福寺での食生活を論じる.さらに第5〜…

『名前に何の意味があるのか:固有名の哲学』

藤川直也 (2014年3月20日刊行,勁草書房,東京,viii+244 pp., 本体価格4,500円, ISBN:9784326102310 → 版元ページ) ひさしぶりに「固有名」による「直示的定義」という表現に再開した.ご恵贈ありがとうございます.

『進化という謎』

松本俊吉 (2014年3月20日刊行,春秋社[シリーズ〈現代哲学への招待〉], 東京, xii+388+20 pp., 本体価格3,600円, ISBN:9784393323540 → 版元ページ) 【目次】 まえがき i 第1章 進化論と哲学 3 1. 疾風怒濤の一九七〇年代 3 2. 「遺伝的決定論」の問…

『日本一周3016湯』

高橋一喜 (2014年3月30日刊行,幻冬舎[幻冬舎新書・340],東京,503 pp., ISBN:9784344983410 → 版元ページ) これはこれでスゴいなあ.怪挙.

『定本 日本の秘境』

岡田喜秋 (2014年2月1日刊行,山と渓谷社[ヤマケイ文庫],東京,382 pp., ISBN:9784635047661 → 版元ページ)高度経済成長「前」の記録として.山奥だったり,岬の突端だったり.

『ダーウィンを数学で証明する』

グレゴリー・チャイティン[水谷淳訳] (2014年3月25日刊行,早川書房,東京,167 pp., 本体価格1,800円, ISBN:9784152094476 → 版元ページ) でも,進化プロセスに「証明」はもともと不要だと思うよ.

『系統樹曼荼羅:チェイン・ツリー・ネットワーク』集音(10)

三中信宏(文)・杉山久仁彦(図版) (2012年11月16日刊行,NTT出版,東京,255 pp., 本体価格2,800円,ISBN:9784757142633 [hbk] → コンパニオンサイト|版元ページ|集音録) 桜吹雪はまだまだ先のこと: クラスタ民主主義システム研究室「マインドマップ…