『京都の食文化:歴史と風土がはぐくんだ「美味しい街」』第3〜5章読了

佐藤洋一郎 (2022年10月25日刊行,中央公論新社[中公新書・2721],東京, 4 color plates + 246 pp., 本体価格880円, ISBN:978-4-12-102721-4 → 目次|版元ページ)第3章「公家の流儀、武家の暮らし」と続く第4章「京の求心力と京ブランド」そして最後の第…

『京都の食文化:歴史と風土がはぐくんだ「美味しい街」』第1〜2章(途中)まで読了

佐藤洋一郎 (2022年10月25日刊行,中央公論新社[中公新書・2721],東京, 4 color plates + 246 pp., 本体価格880円, ISBN:978-4-12-102721-4 → 目次|版元ページ)第1章「京の風土」の途中まで. “外目線” で書かれた本のようなので詳細ではなく大枠が読…

『読書とは何か —— 知を捕らえる15の技術』一期一会の読書術(33)

三中信宏 (2022年1月30日刊行予定,河出書房新社[河出新書・046],東京, 292 pp., 本体価格880円, ISBN:978-4-309-63147-9 → コンパニオンサイト|目次|版元ページ) WW/RW便り「「狩猟者」としての読者」(2022年10月22日) wwletter.blogspot.com ※ミ…

『ネアンデルタール』日本経済新聞書評

レベッカ・ウラッグ・サイクス[野中香方子訳]『ネアンデルタール』(2022年10月10日刊行,筑摩書房,東京, 604+ix pp., 本体価格3,600円, ISBN:978-4-480-86094-1 → 目次|版元ページ|文献リスト)日本経済新聞書評が掲載されました——三中信宏「現代人の…

『津田梅子:科学への道、大学の夢』書評

古川安 (2022年1月19日刊行,東京大学出版会,東京, ii+198+12 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-13-023078-0 → 目次|版元ページ) 【書評】※Copyright 2022 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved「世の女子たちのためにも道を拓きなさい」津田梅子が…

『系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに』反響(続53)

三中信宏 (2006年7月20日第1刷刊行|2006年8月4日第2刷刊行|2009年12月18日第3刷刊行|2010年5月10日第4刷刊行|2011年10月7日第5刷刊行|2013年6月28日電子本刊行|2015年4月14日第6刷刊行|2018年4月17日第7刷刊行|2021年8月31日第8刷刊行,講談社[現…

『ネアンデルタール』読了

レベッカ・ウラッグ・サイクス[野中香方子訳]『ネアンデルタール』(2022年10月10日刊行,筑摩書房,東京, 604 + ix pp. + 8 color plates, 本体価格3,600円, ISBN:978-4-480-86094-1 → 目次|版元ページ|文献リスト)読了.データ解析手法の進展(古代DN…

『おいしい京都学:料理屋文化の歴史地理』読了

加藤政洋・河角直美 (2022年10月30日刊行,ミネルヴァ書房,京都, xiv+230+ii pp., 本体価格2,500円, ISBN:978-4-623-09460-8 → 目次|版元ページ)第1章「京に名物「いもぼう」あり」.八坂さんの〈平野家〉の系譜を詳細にたどり,九州の海老芋と北海道の…

『分類思考の世界:なぜヒトは万物を「種」に分けるのか』残響(86)

三中信宏 (2009年9月20日第1刷刊行/2009年10月8日第2刷刊行/2009年12月3日第3刷刊行/2013年7月26日電子本刊行/2015年5月8日第4刷刊行/2018年1月19日第5刷刊行/2021年11月8日第6刷刊行,講談社[現代新書2014],本体価格900円(税込価格990円),328 …

『アトランティス=ムーの系譜学:〈失われた大陸〉が映す近代日本』書評(文春オンライン公開)

庄子大亮 (2022年9月8日刊行,講談社[講談社選書メチエ・770],東京, 366 pp., 本体価格2,150円, ISBN:978-4-06-529380-5→ 目次|版元ページ)週刊文春掲載の書評がオンライン公開されました:文春オンライン「ナチスドイツもアトランティスを信じた? 証…

『幻のシロン・チーズを探せ:熟成でダニが活躍するチーズ工房』読了

島野智之 (2022年2月25日刊行,八坂書房,東京, 207 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-89694-295-8 → 目次|版元ページ)序章「チーズにシロン?」と第1章「ドイツ、ミルベンケーゼへの旅 シロン・チーズを探しに出掛けよう(1)」読了.チーズ本やな,こ…

『アトランティス=ムーの系譜学:〈失われた大陸〉が映す近代日本』週刊文春書評掲載

庄子大亮 (2022年9月8日刊行,講談社[講談社選書メチエ・770],東京, 366 pp., 本体価格2,150円, ISBN:978-4-06-529380-5→ 目次|版元ページ)ワタクシの書評は,2022年10月27日発売の『週刊文春2022年11月3日号』に掲載された:【今週の必読】三中信宏「…

『読書とは何か —— 知を捕らえる15の技術』一期一会の読書術(32)

三中信宏 (2022年1月30日刊行予定,河出書房新社[河出新書・046],東京, 292 pp., 本体価格880円, ISBN:978-4-309-63147-9 → コンパニオンサイト|目次|版元ページ) @mtkflying ツイート(2022年10月26日)三中信宏「読書とは何か 知を捕らえる15の技術…

『[カラー版] 昆虫学者、奇跡の図鑑を作る』読了

丸山宗利(2022年9月30日刊行,幻冬舎[幻冬舎新書・668],東京, 226 pp., 本体価格1,200円, ISBN:978-4-344-98669-5 → 目次|版元ページ)第1章「一切妥協なしの図鑑を作ろう」と第2章「春の虫の採集・撮影」読了.エピソードてんこ盛り.第3章「夏の虫の…

『ロシア文学の食卓』読了

沼野恭子 (2022年5月10日刊行,筑摩書房[ちくま文庫・ぬ-1-1],東京, 32 color plates + 260 pp., 本体価格950円, ISBN:978-4-480-43732-7 → 目次|版元ページ)第1章「前菜」読了.ロシア人はうまいもんを食い過ぎる./第5章「デザート」へ.ロシアン・…

『読む・打つ・書く』書評拾い(53)

三中信宏 (2021年6月15日第1刷刊行|2021年10月5日第2刷刊行,東京大学出版会[東京大学出版会創立70周年記念出版],東京,xiv+349 pp., 本体価格2,800円(税込価格3,080円), ISBN:978-4-13-063376-5 → コンパニオン・サイト|版元ページ) 読書メーター…

『読む・打つ・書く』書評拾い(52)

三中信宏 (2021年6月15日第1刷刊行|2021年10月5日第2刷刊行,東京大学出版会[東京大学出版会創立70周年記念出版],東京,xiv+349 pp., 本体価格2,800円(税込価格3,080円), ISBN:978-4-13-063376-5 → コンパニオン・サイト|版元ページ) ミシマ社:「…

『ロック・ファミリー・ツリー』読中録(1)

ピート・フレイム[新井崇嗣・瀬川憲一訳] (2022年8月1日刊行,みすず書房,東京, 385 pp., 本体価格15,000円, ISBN:978-4-622-07802-9 → 目次|版元ページ) [蒐書日誌]ひとつの原稿にケリをつけると,ひとつのシアワセがやってくる —— ピート・フレイ…

『キリンの首』感想

ユーディット・シャランスキー[細井直子訳] (2022年7月30日刊行,河出書房新社,東京, 239 pp., 本体価格2,700円, ISBN:978-4-309-20859-6 → 目次|版元ページ)読了&書評完了.本書は教養小説(Bildungsroman)と銘打たれているが,けっこうひねりがは…

『読書とは何か —— 知を捕らえる15の技術』一期一会の読書術(30)

三中信宏 (2022年1月30日刊行予定,河出書房新社[河出新書・046],東京, 292 pp., 本体価格880円, ISBN:978-4-309-63147-9 → コンパニオンサイト|目次|版元ページ) ブクログ:ぶっかさんの感想・レビュー(2022年8月28日) booklog.jp

『進化論の進化史:アリストテレスからDNAまで』書評

ジョン・グリビン,メアリー・グリビン[水谷淳訳] (2022年6月15日刊行,早川書房,東京, 312 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-15-210141-9 → 目次|版元ページ)ワタクシの書評記事「進化思考の生成流転の系譜」はまもなく発売の日経サイエンス2022年10…

『文にあたる』感想

牟田都子 (2022年8月30日刊行,亜紀書房,東京, 255 pp., 本体価格1,600円, ISBN:978-4-7505-1754-4 → 目次|版元ページ)読了.著者が経験してきた校正逸話がおもしろい.ゲラを手にしたプロの “校正者” のきびしい世界は,ワタクシのようなアマチュアの “…

『読書とは何か —— 知を捕らえる15の技術』一期一会の読書術(29)

三中信宏 (2022年1月30日刊行予定,河出書房新社[河出新書・046],東京, 292 pp., 本体価格880円, ISBN:978-4-309-63147-9 → コンパニオンサイト|目次|版元ページ) ブクログ:らいこさんの感想・レビュー(2022年8月3日) https://booklog.jp/users/53…

『読書とは何か —— 知を捕らえる15の技術』一期一会の読書術(28)

三中信宏 (2022年1月30日刊行予定,河出書房新社[河出新書・046],東京, 292 pp., 本体価格880円, ISBN:978-4-309-63147-9 → コンパニオンサイト|目次|版元ページ) 読書メーター:shoさんの感想・レビュー(2022年7月31日) https://bookmeter.com/rev…

『読書とは何か —— 知を捕らえる15の技術』一期一会の読書術(27)

三中信宏 (2022年1月30日刊行予定,河出書房新社[河出新書・046],東京, 292 pp., 本体価格880円, ISBN:978-4-309-63147-9 → コンパニオンサイト|目次|版元ページ) 読書メーター:すぴのさんの感想・レビュー(2022年7月31日) https://bookmeter.com/…

『[図説]台湾の妖怪伝説』読了

何敬堯[甄易言訳] (2022年6月26日刊行,原書房,東京, 333 pp., 本体価格3,200円, ISBN:978-4-562-07184-5 → 目次|版元ページ)台湾の妖怪といえば,かつて水木しげるが出した横長の図鑑:水木しげる『水木しげるの世界妖怪事典』(1985年7月刊行,東京…

『熱海温泉誌〔市制施行八〇周年記念〕』読了

熱海温泉誌作成実行委員会(編) (2017年4月10日刊行,熱海市/出版文化社,東京, 383 pp., 本体価格3,000円, ISBN:978-4-88338-614-7 → 目次|熱海市ページ)大判4段組400ページを読み通すのはかなりの力仕事だった.熱海温泉はもちろん知っていたが,滞在…

『読書とは何か —— 知を捕らえる15の技術』一期一会の読書術(26)

三中信宏 (2022年1月30日刊行予定,河出書房新社[河出新書・046],東京, 292 pp., 本体価格880円, ISBN:978-4-309-63147-9 → コンパニオンサイト|目次|版元ページ) 河出書房新社「読者の声」(2022年7月25日) https://www.kawade.co.jp/np/voice_list…

『What is Tanuki?』感想

佐伯緑 (2022年7月5日刊行,東京大学出版会,東京, vi+147+30 pp., 本体価格3,300円, ISBN:978-4-13-063379-6 → 版元ページ)立川に来る前日に着便したのでさっそく車中読了.極真流空手の使い手である “緑のたぬき” なるヒト=タヌキが “たぬき愛” 全開でタ…

『読む・打つ・書く』書評拾い(51)

三中信宏 (2021年6月15日第1刷刊行|2021年10月5日第2刷刊行,東京大学出版会[東京大学出版会創立70周年記念出版],東京,xiv+349 pp., 本体価格2,800円(税込価格3,080円), ISBN:978-4-13-063376-5 → コンパニオン・サイト|版元ページ) @suoh_0503 ツ…