『パピルスのなかの永遠:書物の歴史の物語』目次

イレネ・バジェホ[見田悠子訳] (2023年10月25日刊行、作品社、東京, 501+47 pp., 本体価格4,800円, ISBN:978-4-86182-927-7 → 版元ページ)550ページの分厚い新刊。スペイン語原書:Irene Vallejo『El infinito en un junco: La invención de los libros …

『読み終えた瞬間、空が美しく見える気象のはなし』目次

荒木健太郎 (2023年9月26日刊行、ダイヤモンド社、東京, 391 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-478-10883-3 → 版元ページ)【目次】 カラー口絵 2-3 はじめに 4 第1章 体感する気象学 19 第2章 雲と遊ぶ、空を楽しむ 97 第3章 虹や彩雲や月を愛でる 135…

『進化生物学者、身近な生きものの起源をたどる』

長谷川政美 (2023年10月25日刊行、ベレ出版、東京, 24 color plates + 325 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-86064-739-1 → 版元ページ)冒頭に「系統樹マンダラ」のカラー図版が24ページも。

『励起:仁科芳雄と日本の現代物理学(下)』目次

伊藤憲二 (2023年7月18日刊行、みすず書房、東京, 2 plates, viii, 487-1007 + 134 pp., 本体価格6,000円, ISBN:978-4-622-09619-1 → 版元ページ)『鵼の碑』で腕力の付いた読者はきっとこの分厚い巻を手に取りたくなるにちがいない。「小サイクロトロン」…

『励起:仁科芳雄と日本の現代物理学(上)』目次

伊藤憲二 (2023年7月18日刊行、みすず書房、東京, 2 plates + viii, 1-486 + 84 pp., 本体価格5,400円, ISBN:978-4-622-09618-4 → 版元ページ)ワタクシを無慈悲にも “清水の舞台” から突き落とした本。道頓堀に飛び込んだわけではありません。【目次】 口…

『哲学がわかる 科学哲学 新版』目次

サミール・オカーシャ[直江清隆・廣瀬覚訳] (2023年9月14日刊行、岩波書店、東京, xii+193 pp., 本体価格2,000円, ISBN: 978-4-00-061609-6 → 版元ページ)初版の翻訳は15年前に出た:サミール・オカーシャ[廣瀬覚訳]『1冊でわかる 科学哲学』(2008年3…

『焼き芋とドーナツ:日米シスターフッド交流秘史』目次

湯澤規子 (2023年9月28日刊行、KADOKAWA、東京, 365 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-04-112649-3 → 版元ページ)この著者の本は新刊が出るとつい買ってしまうのだが、何か習慣性みたいなものがあるのだろうか。【目次】 プロローグ――「わたし」を探す 11…

『マトリョーシカのルーツを探して:「日本起源説」の謎を追う』目次

熊野谷葉子 (2023年9月26日刊行、岩波書店、東京, 8 color plates + x + 281 pp., 本体価格2,700円, ISBN:978-4-00-024836-5 → 版元ページ)ロシアのマトリョーシカと日本の “アレ” がつながるんですか。【目次】 カラー口絵(8 pp.) プロローグ マトリョ…

『日本精神史 近代篇(下)』

長谷川宏 (2023年10月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ le livre],東京, 499 pp., 本体価格3,100円, ISBN:978-4-06-533332-7 → 版元ページ)上下巻合わせて1,050ページというのはタダゴトではない。

『日本精神史 近代篇(上)』

長谷川宏 (2023年10月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ le livre],東京, 544 pp., 本体価格3,100円, ISBN:978-4-06-523521-8 → 版元ページ)最近の選書メチエは “鈍器本” が多いような最近の選書メチエは “鈍器本” が多いような。

『暗い夜空のパラドックスから宇宙を見る』目次

谷口義明 (2023年10月5日刊行,岩波書店[岩波科学ライブラリー・322],東京, vii+110 pp., 本体価格1,400円, ISBN:978-4-00-029722-6 → 版元ページ)【目次】 はじめに iii 第1章 オルバースのパラドックス 1 第2章 落とし穴と解き方いろいろ 15 第3章 階…

『開かれた社会とその敵【第2巻】:にせ予言者――ヘーゲル、マルクスそして追随者(下)』備忘メモ

カール・ポパー[小河原誠訳] (2023年10月13日刊行,岩波書店[岩波文庫・青N607-4],東京, 468+18 pp., 本体価格1,430円, ISBN:978-4-00-386028-1 → 目次|版元ページ)大学院生のころは当時出たばかりの未來社の真っ白な訳本(内田詔夫、小河原誠訳 198…

『開かれた社会とその敵【第2巻】:にせ予言者――ヘーゲル、マルクスそして追随者(下)』これにて全冊完結

カール・ポパー[小河原誠訳] (2023年10月13日刊行,岩波書店[岩波文庫・青N607-4],東京, 468+18 pp., 本体価格1,430円, ISBN:978-4-00-386028-1 → 版元ページ)『開かれた社会とその敵』(岩波文庫)がめでたく全冊完結(青N607-1〜4)とあいなりまし…

『セミコロン;かくも控えめであまりにもやっかいな句読点』読了

セシリア・ワトソン[萩澤大輝・倉林秀男訳] (2023年9月15日刊行,左右社,東京, 188 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-86528-383-9 → 目次|版元ページ)やっと読了。「;」をめぐる歴史エピソードの数々はとても興味深かったが、何よりもこの “約物本” …

『励起:仁科芳雄と日本の現代物理学(上・下)』

伊藤憲二 (2023年7月18日刊行、みすず書房、東京, 2 plates + viii, 1-486 + 84 pp. / viii, 487-1007 + 134 pp., 本体価格5,400円/6,000円, ISBN:978-4-622-09618-4 / ISBN:978-4-622-09619-1 → 版元ページ[上巻]/ 版元ページ[下巻])ワタクシの場合、…

『パピルスのなかの永遠:書物の歴史の物語』近刊

イレネ・バジェホ[見田悠子訳] (2023年10月刊行予定、作品社、東京, 本体価格4,800円, ISBN:978-4-86182-927-7 → 版元ページ)予想していた通り日本語訳が今月刊行されるとのこと。さっそく予約しました。原書:Irene Vallejo『El infinito en un junco: …

『未完の天才 南方熊楠』読了

志村真幸 (2023年6月20日刊行,講談社[講談社現代新書・2710],東京, 255 pp., 本体価格940円, ISBN:978-4-06-532636-7 → 目次|版元ページ)寝読み中、別の “鵼” に惑わされてしまったが、やっと読了。南方熊楠も十分につかみどころのないキャラクターだ…

『数の値打ち:グローバル情報化時代に日本文学を読む』日本経済新聞書評公開

ホイト・ロング[秋草俊一郎・今井亮一・坪野圭介訳] (2023年8月30日刊行,フィルムアート社,東京, 397+xvi pp., 本体価格4,000円, ISBN:978-4-8459-2130-0 → 目次|版元ページ)日本経済新聞書評が公開されました:三中信宏「日本文学を統計の目で探る」…

『鵼の碑』読了

京極夏彦 (2023年9月14日刊行,講談社[講談社ノベルス・キF-21],東京, 830 pp., 本体価格2,200円, ISBN:978-4-06-515045-0 → 版元ページ)連日の寝読み本やっと読了。「名前も実体もなかった魔物が、そんな理由で鵼などと云う名で語られ、祀られた」(p.…

『The Values in Numbers: Reading Japanese Literature in a Global Information Age』目次

Hoyt Long (2021年6月刊行, Columbia University Press, New York, viii+368 pp., ISBN:978-0-231-19351-1 [pbk] → 版元ページ)訳書:ホイト・ロング[秋草俊一郎・今井亮一・坪野圭介訳]『数の値打ち:グローバル情報化時代に日本文学を読む』(2023年8…

『L'arbre des familles』買い直し

Christiane Klapisch-Zuber (2003年刊行,Éditions de La Martinière, Paris, 215 pp., ISBN:2-7324-2825-6 [hbk] → 目次|備忘メモ)フルカラー系図図鑑。本書は十数年前に買ったのだが、研究室撤収のどさくさで行方不明になってしまった。今回たまたまカ…

『数の値打ち:グローバル情報化時代に日本文学を読む』読了

ホイト・ロング[秋草俊一郎・今井亮一・坪野圭介訳] (2023年8月30日刊行,フィルムアート社,東京, 397+xvi pp., 本体価格4,000円, ISBN:978-4-8459-2130-0 → 目次|版元ページ)やっと読了。けっこうホネのあるデジタル・ヒューマニティ本。章末の註は読…

『系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに』反響(続58)

三中信宏 (2006年7月20日第1刷刊行|2006年8月4日第2刷刊行|2009年12月18日第3刷刊行|2010年5月10日第4刷刊行|2011年10月7日第5刷刊行|2013年6月28日電子本刊行|2015年4月14日第6刷刊行|2018年4月17日第7刷刊行|2021年8月31日第8刷刊行,講談社[現…

『Kingdoms, Empires, and Domains: The History of High-Level Biological Classification』近刊

Mark A. Ragan (2023年10月刊行予定, Oxford University Press, New York, 816 pp., ISBN:9780197643037 [hbk] → 版元ページ)近刊案内メールがクイーンズランドの知人から届いた。生物分類史の鈍器本(800ページ超)。ご高著の到着をお待ちしてまーす。

『ソバとシジミチョウ:人—自然—生物の多様なつながり』目次

宮下直 (2023年9月30日刊行、工作舎、東京, viii+244 pp., 本体価格2,600円, ISBN:978-4-87502-557-3 → 版元ページ)【目次】 カラー口絵 i-viii はじめに 8 第1章 人と自然の歴史 生物としての「ヒト」から社会を創る「人」へ 13 第2章 里山の多様な生物 …

『系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに』反響(続57)

三中信宏 (2006年7月20日第1刷刊行|2006年8月4日第2刷刊行|2009年12月18日第3刷刊行|2010年5月10日第4刷刊行|2011年10月7日第5刷刊行|2013年6月28日電子本刊行|2015年4月14日第6刷刊行|2018年4月17日第7刷刊行|2021年8月31日第8刷刊行,講談社[現…

『なぜ壁のシミが顔に見えるのか:パレイドリアとアニマシーの認知心理学』目次

高橋康介 (2023年9月15日刊行,共立出版[日本認知学会編〈越境する認知科学〉・10 ],東京, xii+251 pp., 本体価格2,800円, ISBN:978-4-320-09470-3 → 版元ページ)なぜ “パレイドリア” 本だと買いたくなるのか。【目次】 「越境する認知科学」刊行にあた…

『すばらしい医学:あなたの体の謎に迫る知的冒険』

山本健人 (2023年9月12日刊行,ダイヤモンド社,東京, 385 pp., 本体価格1,700円, ISBN:9784478118016 → 版元ページ)

『数の値打ち:グローバル情報化時代に日本文学を読む』目次

ホイト・ロング[秋草俊一郎・今井亮一・坪野圭介訳] (2023年8月30日刊行,フィルムアート社,東京, 397+xvi pp., 本体価格4,000円, ISBN:978-4-8459-2130-0 → 版元ページ)これは書評依頼本として。【目次】 日本語版への序文 7 序章 数の不確かさ 11 第1…

『創造論者 vs. 無神論者 宗教と科学の百年戦争』

岡本亮輔 (2023年9月7日刊行,講談社[講談社選書メチエ・790],東京, 267 pp., 本体価格1,800円, ISBN:978-4-06-533247-4 → 版元ページ)