『びいどろ障子』
森銑三
(1988年8月20日刊行、小澤書店、東京, 288 pp., 本体価格2,500円, ISBNなし)
図書館で袖を引かれたので、迷わずピックアップした。森銑三が東京駅の待合室で書き綴ったというエッセイの数々。短い数行の書きつけもあれば、何ページにもわたる長い随筆もある。取り上げられている話題は、言葉や表現の由来、習俗の起源と変遷、文壇の風説あれこれなど、多岐にわたる。なにはともあれ小澤書店の端正なクロス装幀造本に惹かれる。小澤書店の本は書き手が誰であろうがまずは手にとってなでなでするしかない。