Michael J. O’Brien, R. Lee Lyman, and Michael Brian Schiffer
(2005年3月31日刊行,The University of Utah Press,ISBN:0874808170)
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1月7日にも紹介したが,このところ系統学的考古学の新刊が相次いでいる.それもほぼ同じサークルの研究者コミュニティが推進力になっている印象がある.つい最近出た本書もそういう1冊のようだ.タイトルはあきらかに David L Hull の生物体系学史本『Science as a Process: An Evolutionary Account of the Social and Conceptual Development of Science』(1988年,The University of Chicago Press,ISBN:0226360504 [hardcover] / ISBN:0226360512 [paperback])を意識して付けられているようだ.アメリカにおける“プロセス考古学”(proxessual archaeology)とその知的末裔が形成する学問クレードのたどった歴史を描いた本.とても楽しみ.