『日本のサル:哺乳類学としてのニホンザル研究』

辻大和・中川尚史(編)
(2017年5月25日刊行,東京大学出版会,東京, iv+330 pp., 本体価格4,800円, ISBN:9784130602334版元ページ

【目次】
序章 日本の哺乳類学とニホンザル研究の過去から現在(中川尚史) 1


第 I 部 ニホンザル研究の再考

 第1章 食性と食物選択(澤田晶子) 17
 第2章 毛づくろいの行動学(上野将敬) 38
 第3章 亜成獣期の存在に着目した社会行動の発達(勝野吏子) 53
 第4章 行動の伝播,伝承,変容と文化的地域変異(中川尚史) 73
 第5章 オスの生活史ならびに社会構造の共通性と多様性(川添達朗) 100

第 II 部 ニホンザル研究の新展開

 第6章 中立的・機能的遺伝子の多様性(鈴木-橋戸南美) 123
 第7章 四足歩行や二足歩行による身体の移動(日暮泰男) 143
 第8章 コミュニケーションと認知(香田啓貴) 164
 第9章 群れの維持メカニズム(西川真理) 183
 第10章 寄生虫との関わり(座馬耕一郎) 203
 第11章 他種との関係(辻大和) 221

第 III 部 人間生活とニホンザル

 第12章 動物園の現状と課題(青木孝平)245
 第13章 共存をめぐる現実と未来(江成広斗) 265
 第14章 福島第一原発災害による放射能汚染問題(羽山伸一) 287


終章 これからのニホンザル研究(辻大和) 305


あとがき(辻大和・中川尚史) 321
索引 325
執筆者一覧 330