2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『数論・論理・意味論 その原型と展開 —— 知の巨人たちの軌跡をたどる』目次

野本和幸 (2019年8月9日刊行,東京大学出版会,東京, xxii+705 pp., 本体価格14,800円, ISBN:9784130101356 → 版元ページ)なにげに “必殺系” の700ページもの紙のカタマリ.ワタクシ的にはポーランド学派のタルスキが好きなんですけどね.【目次】 まえが…

『Die Kunst der Benennung』第7章読了

Michael Ohl (2015年刊行, Matthes & Seitz, Berlin, 318 pp., ISBN:9783957570895 [hbk] → 目次|版元ページ) 続く第7章「 “一日一新種” (»Jeden Tag eine neue Art«)」(pp. 195-226)読了.生涯にわたって怒涛のように記載しまくり,新種を命名し続け…

『独裁者のデザイン:ヒトラー、ムッソリーニ、スターリン、毛沢東の手法』目次

松田行正 (2019年9月4日刊行,平凡社,東京, 351 pp., 本体価格3,200円, ISBN: 978-4-582-62068-9 → 版元ページ)独裁者は “眼力” がタダモノではない.総統閣下はまあいいとして,おお,帰ってきたムッソリーニがぁ.【目次】 はじめに 4 Chapter1 呪力の…

『歴史の中の植物:花と樹木のヨーロッパ史』

遠山茂樹 (2019年9月10日刊行,八坂書房,東京, 443 pp., 本体価格2,800円, ISBN:9784896942651 → 版元ページ)

『生命の歴史は繰り返すのか?:進化の偶然と必然のナゾに実験で挑む』読売新聞書評

ジョナサン・B・ロソス[的場知之訳] (2019年6月15日刊行,化学同人,京都, xvi+382 pp., 本体価格2,800円, ISBN:9784759820072 → 目次|版元ページ)読売新聞大評が公開された:三中信宏「生命の歴史は繰り返すのか? ジョナサン・B・ロソス著 化学同人…

『家畜化という進化:人間はいかに動物を変えたか』目次

リチャード・C・フランシス[西尾香苗訳] (2019年9月30日刊行,白楊社,東京, 558 pp., 本体価格3,500円, ISBN:9784826902120 → 版元ページ)分子系統樹がいたるところに.【目次】 はじめに 9 第1章 キツネ 17 第2章 イヌ 37 第3章 ネコ 75 第4章 その他…

『Die Kunst der Benennung』第6章読了

Michael Ohl (2015年刊行, Matthes & Seitz, Berlin, 318 pp., ISBN:9783957570895 [hbk] → 目次|版元ページ) 一年以上のブランクが空き,英訳本まで出てしまったのに,続きを読んでいる.第6章「 “愛する妻にちなんでこのコガネムシを命名する” (»Ich b…

『自然は導く:人と世界の関係を変えるナチュラル・ナビゲーション』目次

ハロルド・ギャティ[岩崎晋也訳] (2019年9月10日刊行,みすず書房,東京, 2 color plates + iv + 279 pp., 本体価格3,600円 → 版元ページ)自然物から自分の位置と方向を読み取る「ナチュラル・ナビゲーション」の古典.GPSなど影も形もない時代の1958年…

『驚異と怪異:想像界の生きものたち』書評

国立民族学博物館(監修)・山中由里子(編)(2019年8月29日刊行,河出書房新社,東京, 239 pp., 本体価格2,700円, ISBN:9784309227818 → 目次|版元ページ)読了.古今東西のさまざまな “妖しいモノ” たちが所狭しと陳列されていて,この本がまさに驚異の…

『ブタの動物学 第2版』目次

田中智夫 (2019年9月10日刊行,東京大学出版会[アニマル・サイエンス:4],東京, iv+186 pp., 本体価格3,800円, ISBN:9784130740241 → 版元ページ)【目次】 刊行にあたって[林良博・佐藤英明] i 第1章 イノシシからブタへ――イノシシの家畜化 1 第2章 …

『Nakanojo Biennale 2019: 7th International Contemporary Art Festival』

中之条ビエンナーレ実行委員会(編) (2019年8月1日刊行,中之条ビエンナーレ実行委員会,中之条, 165 pp., 税込価格1,000円)2019年8月24日から9月23日の一ヶ月間開催されているアート・フェスティバル〈中之条ビエンナーレ〉のガイドブック.

『海外で研究者になる:就活と仕事事情』読売新聞書評

増田直紀 (2019年6月25日刊行,中央公論新社[中公新書・2549],東京, x+253 pp., 本体価格880円, ISBN:9784121025494 → 目次|版元ページ)読売新聞小評の鍵がはずれて公開された:三中信宏「海外で研究者になる 増田直紀著」(2019年9月8日掲載|2019年9…

『「私」は脳ではない 21世紀のための精神の哲学』目次

マルクス・ガブリエル[姫田多佳子訳] (2019年9月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・710],東京, 386 pp., 本体価格2,100円, ISBN:9784065170793 → 版元ページ)【目次】 日本語版の出版に寄せて 11 序論 17 I 精神哲学では何をテーマにするのか? 57 …

『AI時代の労働の哲学』目次

稲葉振一郎 (2019年9月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・711],東京, 216 pp., 本体価格1,600円, ISBN:9784065171806 → 版元ページ)【目次】 はじめに 3 1 近代の労働観 13 2 労働と雇用 45 3 機械、AIと雇用 79 4 機械、AIと疎外 117 5 では何…

『叱られ、愛され、大相撲! 「国技」と「興行」の一〇〇年史』目次

胎中千鶴 (2019年9月10日刊行,講談社[講談社選書メチエ・709],東京, 269 pp., 本体価格1,750円, ISBN:9784065172117 → 版元ページ)【目次】 序章 叱られてばかりの一〇〇年 7 第1章 裕仁皇太子、土俵を見つめる――昭和天皇と国技館 17 第2章 親分、力士…

『気候と人間の歴史 I :猛暑と氷河 13世紀から18世紀』目次

エマニュエル・ル=ロワ=ラデュリ[稲垣文雄訳] (2019年9月10日刊行,藤原書店,東京, 734 pp., 本体価格8,800円, ISBN:9784865782370 → 版元ページ)全3巻の1冊目.このボリュームであと2冊も積み上がるのかっ(震え声).【目次】 まえがき 13 1 中世温暖…

『驚異と怪異:想像界の生きものたち』目次

国立民族学博物館(監修)・山中由里子(編) (2019年8月29日刊行,河出書房新社,東京, 239 pp., 本体価格2,700円, ISBN:9784309227818 → 版元ページ)みんぱくでいま開催されている特別展〈驚異と怪異――想像界の生きものたち〉の展示図録.【目次】 驚異…

『生きもの民俗誌』第III〜V章メモ

野本寛一 (2019年7月30日刊行,昭和堂,京都, xviii+666+xxiii pp., 本体価格6,500円, ISBN:9784812218235 → 目次|版元ページ)第III章「蛇——ヘビ」(pp. 409-466):「マムシ」「ハブ」「アオダイショウ」の民俗動物学譚いろいろ.食物連鎖的には益獣にし…

『在野研究ビギナーズ:勝手にはじめる研究生活』

荒木優太(編著) (2019年9月1日刊行,明石書店,東京, 286 pp., 本体価格1,800円, ISBN:9784750348858 → 目次|版元ページ)サクッと読了.各著者たちはどう見ても “在野研究プロフェッショナルズ” だよねえ.研究者は職業ではなく生き方であるという指摘…

『市場界隈:那覇市第一牧志市場界隈の人々』

橋本倫史 (2019年5月25日刊行,本の雑誌社,東京, 279 pp., 本体価格1,850円, ISBN:9784860114305 → 版元ページ)寝読み本として少しずつ進めていた.読了.国際通りのむつみ橋交差点から入っていった別世界.しみじみ味わう本.

『中世紋章史』目次

ゲオルク・シャイベルライター[津山拓也訳] (2019年8月26日刊行,八坂書房,東京, 322+20 pp., 本体価格4,500円, ISBN:9784896942644 → 版元ページ)【目次】 序言 3 第I章 紋章の黎明期 11 第II章 紋章の普及と定着 51 第III章 楯意匠と兜飾り──紋章の主…

『アラスカ探検記:最後のフロンティアを歩く』目次

マーク・アダムス[森夏樹訳] (2019年9月2日刊行,青土社,東京, 428+vi pp., 本体価格2,600円, ISBN:9784791772070 → 版元ページ)【目次】 プロローグ グレーシャー・ベイ国立公園 131 メリアム氏を訪問 ワシントンDC 18 2 すべては北をめざす ニュー…

『ワルシャワ便り』

岡崎恒夫 (2019年9月10日刊行,未知谷,東京, 291 pp., 本体価格2,000円, ISBN:9784896425864 → 版元ページ)未知谷の紀行本はいつも楽しみにしている.

『家のネコと野生のネコ』

澤井聖一・近藤雄生 (2019年7月31日刊行,エクスナレッジ,東京, 207 pp., 本体価格, 2,800円, ISBN:9784767826509 → 版元ページ)うわ,ネコだらけ.

『ナボコフ・コレクション —— 賜物/父の蝶』

ウラジーミル・ナボコフ[沼野充義・小西昌隆訳] (2019年7月25日刊行,新潮社[ナボコフ・コレクション],東京, 635+ii pp., 本体価格5,700円, ISBN:9784105056094 → 版元ページ)前半は沼野充義訳の長編〈賜物[Дар]〉(pp. 7-559),後半は小西昌隆訳…

『消えた山人:昭和の伝統マタギ』目次

千葉克介 (2019年8月5日刊行,農文協,東京, 159 pp., 本体価格2,500円, ISBN:9784540151002 → 版元ページ)秋田の伝統的なマタギの写真集.猟のスタイル,獲物のさばき方,そして独特の生活・習俗・文化・信仰について.【目次】 まえがき 1 地図 —— 秋田…

『クモの奇妙な世界:その姿・行動・能力のすべて』目次

馬場友希 (2019年9月1日刊行,家の光協会,東京, 351 pp., 本体価格1,800円, ISBN:9784259547691 → 版元ページ)著者は農環研ホープのひとり.さあ,みなさんも蜘蛛の糸に絡め取られましょう.読売新聞の読書委員会では「なぜ家の光協会が蜘蛛の本を?」と…

『小檜山賢二写真集 TOBIKERA』

小檜山賢二 (2019年7月19日刊行,クレヴィス,東京, 127 pp., 本体価格4,500円, ISBN:9784909532299 → 版元ページ)大手町の定例読書委員会の新刊展示テーブルに,真っ黒な巨大写真集が鎮座していた.シンプルすぎる『TOBIKERA』と銘打たれたこの本は潜在読…

『日本発酵紀行』読売新聞書評と元原稿

小倉ヒラク (2019年6月10日刊行,D&DEPARTMENT PROJECT, 東京, 217 pp., 本体価格1,800円, ISBN:97849030973 → 目次|版元ページ|著者サイト)読売新聞ヴィジュアル評の鍵がはずれて公開された:三中信宏「小倉ヒラク著「日本発酵紀行」」(2019年8月25日…

『きのこのなぐさめ』感想・目次

ロン・リット・ウーン[枇谷玲子・中村冬美訳] (2019年8月19日刊行,みすず書房,東京, 311+vii pp., 本体価格3,400円, ISBN:978-4-622-08809-7 → 版元ページ|「きのこが導く、魂の再生の物語」)本書はノルウェーにやってきて長年暮らす中華系マレーシア…